切に生きる

『おめでとうございます。元気な男の子です。』

込み上げてくる熱い思いと、世の中のもの全てに対する感謝の気持ちで一杯になった瞬間でした。先月、長男が誕生しました。これまで二度の出産に立ち会った私は、生命誕生の神秘を感じると共に、自分の人生の些細な事柄が違っただけで、この子達に出会えなかった不思議さを感じています。と同時に、親から子へ、子から孫へという生命の繋がりを考えてみると、想像を絶する位の過去の先祖から、果てしない未来の子孫への、長距離レースの一区間を自分が担当し、命のたすきを子にバトンタッチしてゆく責任の重さを感じています。
自分から30代さかのぼっただけでも、21億人以上の先祖がいると言われています。その多くの先祖のお陰で今の自分が存在している事を考えれば、おのずから不平不満はなくなり、思いやりのある豊かな心になり、親・祖先に対する感謝の念で一杯になります。自分に力があるわけではない。目に見えない大いなるものに生かされていると言えます。

現在まで多くの人生の勉強をさせて頂いたお陰で、数々の新しい気づきや学びがありました。なぜ生まれてきたのか、何を人生の目標にするのか、幸せとは何か、働く目的は何か、等々を毎日のように考え、片っ端から実行してきました。 現在では、常に謙虚な反省の気持ちで物事を捉え、自我を没却し、自分も良し、相手も良し、周り全てのものも良し、の三方良しの考えで行動する。仕事でも、家庭でも、遊びでも一生懸命生きる事を目標にしています。そして一生涯、新たに更なる品性の向上を目指していきます。それが長距離レースにおける私の役割だと信じて・・・・・
                                          
 2004(平成16)年4月